第55回日本小児神経外科学会
会長 山本 哲哉
(横浜市立大学大学院医学研究科 脳神経外科学 主任教授)
みなとみらい・パシフィコ横浜ノースにおいて、第55回日本小児脳神経外科学会を、2027年6月4日(金)・5日(土)の2日間にわたり開催させていただきます。横浜市立大学が本学会を担当するのは、1976年の第7回学術集会(会長:桑原武夫先生)以来、実に半世紀ぶりとなります。このような歴史ある学術集会を担当させていただくことを、大変光栄に存じます。
今回の学会テーマは、「魅力と未来 ― 知と技でつなぐこどものいのち ―」です。
本学会の会員の皆様が長年にわたり築き上げてこられた知見や、国内外のさまざまな分野から取り入れられてきた最新の知識・技術、そして日々の診療から生まれる実践知を共有し、それらを私たちの診療を通して、子どもたちの未来へとつないでいくことを目指したいと考えております。
本学術集会では、小児脳神経外科が包含する多彩な領域を取り上げる特別企画を準備いたしました。脳腫瘍領域における分子標的治療の飛躍的な進歩はもとより、機能脳神経外科におけるロボティクス、さらには脊髄・脊椎外科や神経外傷分野の最新の知見が、今後どのように小児脳神経外科へ発展・応用されていくのかについて、それぞれの専門領域を牽引する先生方にご講演いただく予定です。専門領域の垣根を越えた議論を通じて、小児脳神経外科のさらなる発展の可能性を展望したいと考えております。
また、これまで多くの若い脳神経外科医の研修に携わる中で、小児脳神経外科に魅力を感じ、将来の専門分野として志す先生方は決して少なくないことを実感してまいりました。一方で、医療の集約化や医療経営を取り巻く環境の変化に伴い、若手医師が小児脳神経外科を体系的に学び、経験する機会は、必ずしも十分とは言えません。
本学術集会では、恒例の教育セミナーに加え、若手の先生方に小児脳神経外科の奥深さと魅力を存分に感じていただけるような企画を準備しております。また、中堅・指導的立場の先生方にも、本領域の魅力と将来性をあらためて実感していただける場となるよう、鋭意準備を進めております。
横浜での学会開催には馴染みのある会員の皆様にも、年に一度の交流の場として、これまでとは一味違った横浜を感じていただけるよう、地元開催校としてスタッフ一同心を込めて準備しております。
多くの会員ならびに関係者の皆様のご支援とご参加を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。皆様と横浜でお目にかかれますことを、スタッフ一同、楽しみにしております。
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